子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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「心の強い子」に育てるには


子どもの心を強く育てる為に親としてどんなことが出来るか、子どもの行動にどんな意味を付けてあげられるかについて今回は考えていきましょう。

親に信じてもらっている子どもは強い

周りの人達の素晴らしいところを素直に学ぶ姿勢を持つ。言葉にすると簡単なことですが、実践しようとすると難しいことです。誰かから改善した方が良い所を指摘されたとき、素直にありがとうと返せるかどうか。そのためには安全な基地がその子の中にあり、弱い自分を見せても大丈夫、強がらなくてもいいんだと自分自身を認めることで得られる力があるのです。
小さなころから両親に心配されていたり、喧嘩をしていたりする環境だと子どもは不安な気持ちがぬぐえません。不安な気持ちを持っているのに強がろうとする。「大丈夫だよ」と言ってほしいのに心配ばかりされていると子どもの安全基地は育たないのではないでしょうか。
子どもの強い心を求める前に信じる大人が周りには必要です。安心感があることが心の強さに繋がっていくのです。

子どもの失敗を恐れない

子どもにはいろいろな経験をさせてあげたいけれど、大きな失敗や挫折をして傷ついているところはかわいそうに感じてしまうのが親心。しかし、子ども達からすれば失敗も成功も同じ学びという面で両方が大切な経験と言えます。また、失敗したときも「学び」であることを教えるのは大人の役目です。失敗することも素晴らしい経験ととらえ、悔しい気持ちを学ぶ、うまくいかないことがあることを知る、今までの選択が失敗を招いていることに気付く機会にするのであれば子ども達の心は成長につながります。
子どもがやってみようとチャレンジするとき、それがどんな結果になろうともよりよい意味を付け、子どもに解釈の仕方を教える。子育ては子どもの行動の意味づけ活動でもあるのです。子ども自身が幸せな人生を歩めるよう解釈の仕方を伝えていきましょう。

根っこを育てる

親心としては、子どもの将来を心配し、本人の意欲、興味や関心を気に留めず早くして!ということを求めてしまいがちです。しかし、子ども達は転んでも立ち上がることを学び、一見無駄に見えることも子ども達は創造性を学んだり、興味を広げることにつながります。大人からするとなぜこんなにゆっくりしているの!?といった時間も子どもにとっては根を張る時間だったりします。
早く成長することよりもゆっくりと根を張る時間を大切にすることが結果的には強い幹を作り上げることになります。
子どもの個性を認め、得意を活かして心育てを一緒に楽しんでくださいね。

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