子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

右脳、左脳 はもう古いのか・・・

これはちょっと衝撃です。右脳は～歳までに鍛えなければならない！という説は今まで幾度となく聞いてきました。もし、自分の子どもが「～歳までに」という年齢を過ぎてしまっていたとしたら後悔してもしきれないところですよね。
右脳左脳という考え方が古いというのは一体どういうことなんでしょう。

脳は、その一部だけが働くわけではない

一般的に、

・右脳の働きは、直感やひらめき、瞬時の記憶イメージ
・左脳の働きは、論理的思考、読む、書く、分析力

とされています。

特に右脳については、活発に成長する時期が幼児期までということが言われているので、右脳教育的な情報があちこちからあふれ、「限られた時期に少しでも右脳にとって良い刺激を与えることが大事！それができるのは親！」と、若いお母さんをときに慌てさせるのです。

ところが、変わってきたのは、
脳の作りは確かに右脳、左脳、と分かれていて、脳梁という部分でつながっていて情報共有をしています。数々の動作をする際には、Aの作業は右脳だけ、Bの作業は左脳だけ使う、ということではなく、どんな行動においても右脳・左脳どちらも使って行っていることが多いという結果が出ているそうなのです。

ちょっと笑い話になりそうですが、
クリエイティブな発想を得たい！と思い右脳を鍛えるために左手で鉛筆を持ち字を書く練習をした、、という方いませんか？いますよね（それは私）。今の例えのように刺激を目的として部分的に訓練をする、という方法は適切ではないということになります。

部分的に脳を刺激するよりも、脳全体に良いこと、、、良い勉強法だったり良い習慣だったりを取り入れていった方が結果的には脳にとってよい、というわけです。右左バランスよく使ってそれぞれの能力が組み合わさってよい思考良い発想へとつながっていく、そんな感じでしょうか。逆に、脳をバランスよく鍛えるとは、いったいどういうことなんでしょう。わからなくなってきました。

脳は何歳になっても成長する

脳は使っていれば何歳になっても成長する、という希望の説があります。81歳でアプリを開発された方がいらっしゃいましたね。当然プログラミングなどにたけた方、、と思ってしまいそうですが、PCを触るようになったのは60歳過ぎてからだったそうです。そこから勉強を重ねた結果アプリ開発。びっくりするとともに希望を持たれた方も多いと思います。脳は何歳になっても使っていれば成長する、それを身を持って教えてくれた「希望」の星なのですから。

右脳、左脳どちらも大事でそれぞれを刺激しつつ、脳全体を育てる。その方法はとっても簡単です。いつまでも「好奇心」を忘れないで行動する、これにつきそうですね。