子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】
メニューボタン

子どものゲーム遊び メリットデメリット

今の子は、、、と言われることほど嫌なことはない、と今の子は言いますが、間違いなく子どもの遊び方は変化しています。ふと公園を眺めると、広場には人がいないのにベンチが満員。見ると、子どもたちが下を向いてゲームに夢中です。親として与え方を悩むのは何といってもゲーム遊びといっても過言ではないでしょう。

確かにゲームは面白いです。映像が刺激的ですしあっという間に夢中になってしまうのはわかるような気がします。場所も天候も気にせず手軽に安全にできますし、何より遊んでいる最中はとっても静か、というのは場合によってはとっても助かりますよね。
一方で問題視されていることもあります。外遊びの時間の減少による体力の低下、また学力の低下に関する調査結果も報告されています。

多くの子どもが夢中になるゲームの良い点、悪い点をみていきましょう。

ゲームをすることのメリット

・創造力を高められる

ある研究では、普段ゲームをしている子の方がしていない子より創造力が高いという結果が出ました。ゲームの中の複雑なキャラクター・ストーリー設定が、子どもの問題解決能力を高め、ゲーム以外の現実の場で応用できるもとになりうる、とのことです。

・瞬時に注意を切り替える力、考える力が増す

ゲームといえばバトル。「敵と戦う」で例えてみましょう。戦う相手の行動を読みながら瞬時に判断して行動する、その繰り返しで勝てばスコアが上がり達成感を得られ「楽しい」につながる、負ければ悔しくて次に勝つための施策を練る、この繰り返しですね。
この一連の行動や思考は、瞬時に判断する能力や思考を切り替えることのできる注意力を高めてくれます。これらは、数学の問題を解いたり本を読んだり、地図を見るのに役立つ力だそうです。

ゲームをすることのデメリット

・学業不振

ゲームそのものが悪いとは言えませんが、夢中になりすぎるあまり一日のうちのゲームをやる時間が大半を占めてしまい他との時間配分がうまく管理できなくなってしまう、ということが問題なのです。特に小さな子どもに与えっぱなしにするのは親としては管理を見直すべきでしょう。

・暴力的な映像が引き起こす問題行動

子どもには少し刺激が強すぎる映像がゲームには多いため、ゲームを長時間する子どもは攻撃的になりやすい、という報告があります。

・中毒性がある

ゲームはとても依存性の高いものです。ひどくなると寝食をわすれるほどゲームにはまってしまい、ゲーム以外の生活面に悪影響を及ぼし人間らしい生活自体が困難になってしまいます。

生活にうまくゲームを取り入れよう

述べてきたとおり、ゲームは「悪い」と決めつけられるものではありません。生活に上手に取り入れていければ、時には親としても助かる場面も出てきます。

・目につかないところにゲームをしまおう

目につくところにゲームがあれば小さい子どもほどやりたい気持ちは抑えられません。決めた時間以外は子どもには見えないところにしまってしまいましょう。

・ゲーム以外で何か楽しみを

ゲームは退屈しのぎにもってこいのアイテムです。親が手を離せないときにゲームを与えておとなしく待っててもらうのにゲームは大活躍。ですが、それがゲームをしすぎる大きな原因のひとつです。親としては、退屈させない努力が必要です。

・親子でゲームを楽しむ!

子どもが夢中になっているゲーム、やったことありますか?やったことがなければ、一度やってみることをおすすめします。お子さんはきっと喜びますよ。
親がやってみることは、子どもの今まで気づかなかった一面に出会えたり、自分自身にも思わぬ発見があるかもしれません。子どもとの距離が近くなって共通の会話が増えたりスキンシップが増したりなど、子どもとの絆を深めるのにゲームが一躍かうこともあるかもしれません。

 

ゲームをうまく利用して自己管理力を身に着けよう

とても身近ですが危険の要素が高いゲームとどう付き合うか。
「はまりやすい」ということを逆手にとらえ「自制心」を育てることにつなげてみてはどうでしょうか。一説によると、学力の高い子は自制心があるということのようです。

ーゲームはやるけどやめることもできるー

今の時代、ゲームがあるのが当たり前の世の中です。心配なあまり一方的に「ダメ」というのではなく、ときには子どもに問題提起をし考えさえせて子ども自身でルールやアイデアを提案してもらうなど、ゲームとうまく付き合う方法を見出していけるとよいですね。

PAGE TOP