子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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モンテッソーリ幼稚園 ふじようちえん

テレビやSNSでご覧になった方も多くいらっしゃるでしょう。この幼稚園に入りたいと引っ越す方もいらっしゃるほど、いまや世界的に有名になった日本の幼稚園・ふじようちえんの保育の基本方針は、開園当初からモンテッソーリ教育です。

楕円形の園舎

なんといっても目を引くのが楕円形をした園舎です。
この屋上は、子どもたちが遊べるように作られています。屋上に上がると子どもたちは自然と走り出します。なんでかって?ズバリ丸いから。実際調査したデータでも、この園の子どもたちは同じ年代の子どもよりも運動量がずば抜けて多いという数値が出ているそうです。突き当りが無いというだけで走っちゃうんですからすごい効果ですね。広々とした丸い円があったらなんとなく走り出したくなる気持ち、、わかります。
ところどころ大木が屋根を突き破って伸びています。実はこれは計算されたものではなく、かわいそうだから、といって切らずに残したものだそうですが、木登りはもちろん、落ちないためのネットが遊びになったりなど、思わぬアイデアを生むアイテムの一つとなっているようですよ。

園庭は凸凹だらけ

園舎の中央は草と土の園庭になっています。この園庭はボコボコしています。あぶないですよね。怪我したらどうするんですか!?とクレームをつける保護者の方は少なくないでしょう。確かにバランスを崩して転ぶ子供はいます。でも、ここの子どもたちは転んでも何事もなかったかのように起き上がってまた走り出します。転ぶ、というのが遊ぶ中での一連の流れと思うほど。転んで痛いと思えば「ここは転びやすいから気を付けよう」とか、自然と転ばないような体制をとったりバランス感覚が身に着いたりなど、身体で覚えていくのですね。また、転ぶと怪我をします。血が出ることもあるでしょう。でもそのうち治ります。その一連の流れを目で見ることも学びになるはずです。

園庭の手洗い場には水受けがありません。どうしてだと思いますか?水受けがないと、水を出した時に地面ではじかれて足にかかりますよね。実は、足にかかることで水を出しっぱなしにせず自然と止める習慣ができるそうです。

教室の仕切りはパーテーションのみ

人間は、本来ざわざわしているところでないと集中できないものだそうです。ざわざわしていても関心があることはちゃんと目に映ります。耳に入ってきます。隣の部屋との仕切りを簡素化し敢えてざわざわした環境に身を置くことで逆に集中力を磨くことができるそうです。

トイレにはスリッパがありますが、いちいち「そろえなさい」と指導はありません。スリッパと同じ形をした足形を床に貼り付けています。これは、形があるとはめ込みたくなるこどもの習性?をうまく取り入れたもの。子どもにとっては遊び感覚ですし、自然とスリッパはそろえておかれるようになります。そして、そこだけではなく別の場所でもそろえておく、という習慣が身につきます。

子供の持っている能力を最大限に引き出すことに徹する

子どもは未熟で何にもできない。だから大人が教えてあげなくてはならない、、、
密室に入れて大人が管理し教え込むのではなく、自由に遊ばせときには不便なことも体験させることで、子どもは頭で考え工夫するようになる、もちろんそこには徹底した大人の見守りが必要ですが、ふじようちえんはそれをとことん実践している園、なわけですね。

ふじようちえんの成長のしくみ

「自由に遊ぶ」

「選ぶ そしてそれを繰り返しする」

「集中して繰り返す」

「達成感や充実感を得る」

「持っている能力が引き出される」

 

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