子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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モンテッソーリ教育なら反抗期がキラキラ輝く時期に変わる

2歳と言えば、イヤイヤ期、反抗期の絶頂期ですよね。「ついこの間まであんなに素直でかわいかったのに、、、、」「反抗期って大変!って聞いてたけどもうヘトヘト・・・」『魔の二歳児』という言葉があるほど、この時期のお子様をもつ親御さんは毎日お子さんと格闘!なんていうのも珍しくないのでは。でも、この反抗期、と言われる時期を深く理解し適した対応をすれば、お子さまの成長を正しくそして著しく伸ばしてあげることができるんですよ。

モンテッソーリ教育では、

反抗期の時期の子どもたちは周囲の大人たちの対応次第で、自分で考えて物事を進める力を後から訓練して身に付けさせるよりもずっと簡単にそして自然に身に付けさせることができる

といいます。

反抗期の特徴①「秩序」「小さいもの」にこだわる

反抗期と言われる2歳~3歳くらいの時期の子どもは、「秩序」「小さいもの」にこだわる傾向があります。たとえば、服を着替える順番。いつもTシャツ、ズボン、くつしたの順番で着替えをしている子が、ズボン、Tシャツ、くつした と着替える順序が変わった時、「いやだーーーー!!」となります。

そんなとき大人は「そんなことどうだっていいじゃない」「いそいでいるんだから言うこと聞いて」「反抗ばっかりしてイヤになっちゃう」となってしまうんですね。確かに大人からしたら着替える順番なんて小さなことでしょう。でも子どもにとっては大・問・題!なのですよ。だって「いつもと違う」のですから。

もし、「小さなこと」と思えるのであれば逆に、子どもの言い分に耳を傾けてあげても問題ない、と言えそうではありませんか?もしそれが子どもが大事な能力を身に付けるために必要なことだと知ればなおさら。親の対応も変わるのでは。

自分で順番を決めて決めた通りに物事を進める

自分で順番を決めて決めた通りに物事を進める、ということは、子どもの計画性や先を見通す力を伸ばします。もしかしたら、立てた順番が大人からしたらあまりいい順番ではないかもしれません。でもそれに気付くのも大事な経験。きっとそのうち自分で考えて良い方法を見出せるようになっていきます。子どもの意思をできるだけ尊重してあげたいですね。もちろん時間が許さない時もあるでしょう。そんな時は、子どもがやりたいと言ったことを認めてあげましょう。それだけでも子どもは満足し傷つくことはありません。

反抗期の特徴②「自分で!」といってきかない

なんでもかんでも自分でやりたがる2歳児。大人の手を煩わせることなく自分で上手にできるのならこれほど楽なことはありませんが、小さな子どもです。そうはいきませんよね。大人にとってはただの邪魔と思ってしまう結果になることもしばしば。ものの数分で片付くことが何十分もかかってしまいイライラ。

自分でできる環境を整えてあげる

こんなときモンテッソーリ教育が教えてくれるのは「自分でできる環境を整えてあげる」こと。自分で服を着たい!と思っても大人が手をかさないと着るのが難しい服、きっとあると思います。これは、こどもの発育に応じて着脱しやすい服を与えることで簡単に解決できます。もしかしたらあまりおしゃれなデザインではないかもしれませんね。でもその方が子どもも大人もにっこり、できるんじゃないかなって思います。おしゃれな服はこれからいくらでも自分で選んで着れるのですから。

親は、子どもは未熟だからなにもわからない、だからちゃんと教えなきゃ!と思ってしまいがちです。でも、小さいながら一生懸命いろんなことを考えています。子どもなりの意見があるということを認めてあげれば、もしかしたら反抗期と言われる時期が楽しくキラキラ輝く時期に変わるかもしれません。

自分でやりたい!時期を見逃さないで

「ほら、みんなやってるよ、あなたもやってごらんよ」

お母さんが子どもに一生懸命説得しています。それに反して子どもはかたくなに首を横に振って拒みます。言えば言うほどかたくなに。というありがちな光景。更に輪をかけて、「うちの子○歳にもなってまったくできないのよ。」とママ友に話す、、、。「いくじなし」「弱虫」「根性なし」と子どもにひどい言葉を浴びせる、、、。

いいえ!ちがいます。

本当はこの子、もっともっと小さい時期に「やりたい!」って一生懸命主張したんです。それなのにお母さんは「まだ小さいから無理!」と言ってはねのけた、だけだったのですよ。上手くできない我が子の相手をするのが面倒だったのか、危ないから止めたのかわかりませんが、少なからずそのしわ寄せが大きくなってから現れること、よくあるんですよね。

子どもの成長の芽、踏んづけないように気を付けたいですね。

 

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