子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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遊んで伸ばそう巧緻性:塗る・貼る編

前回に引き続き手先の器用さや学習意欲、集中力にも繋がる巧緻性の伸ばし方、身近なものから巧緻性を伸ばせる遊びを紹介したいと思います。
今回は「塗る」と「貼る」についてご紹介したいと思います。

鉛筆やクレヨンで塗ろう!

紙に線を引く、色を塗る、といった行為は、自分の手の動きが紙に示されるという大変面白く子どもが興味を引くものですので、是非体験させてあげましょう。
鉛筆やクレヨンに興味を示して描き始めるこの時に正しい持ち方、親指・人差し指・中指の三点で持つ事をを教えてください。間違った持ち方を覚ええしまうと、後から直すのは大変ですので最初の時にしっかりと教えてあげましょう。クレヨンだと太いので鉛筆から始めて、慣れてきたらクレヨンを使わせてあげるのが良いでしょう。
また、口に入れてはいけない事もしっかり教えましょう。ただし、クレヨンは口に入れても害になるものではありませんので慌てず落ち着いて、優しく教えてあげましょう。
始めてからしばらくの間は、描いたものが絵になる必要も意味を持たせる必要もありません。とにかく自由に、たくさん思う存分殴り描きをさせてあげましょう。描く事を好きになる事が大事です。

ペタペタ貼ろう!

でんぷんのり

のりを使ってペタペタと貼るのも楽しく巧緻性を伸ばせる遊びです。使わせるのりはでんぷんのりを選びましょう。でんぷんのりは天然素材であるため、間違って口に入ってしまっても心配はありません。また、触った感覚に違和感があるため舐めてしまう子はほとんどいませんので安心して遊ばせましょう。
場合によっては、ベタベタする感触を嫌がる子もいるでしょう。その場合は、触っているところを見せてあげると良いでしょう。「気持ちいいね~」や「いい匂いだね~」と言い聞かせると更に効果的で。繰り返していくうちに触れる様になっていきます。
貼り付けるものは、事前に好きな物の形に切っておいた色紙や、チラシやDMなどに描かれているキャラクターを切り抜いたものなどを用意しておくと楽しくペタペタと貼っていきますよ。

シール

のり以外にも、シール遊びも好きな子は多いですよね。台紙から剥がす、剥がしたシールを貼る、これらも指先をしっかり使う遊びですので、思う存分遊ばせてあげましょう。大きい紙を用意して、その紙に好きなように貼らせてあげましょう。一緒に「どちらがたくさんシールを貼れるかな?」と競争するのも良いですね。
また、シールを口の中に入れないように食べられない事をしっかりと教えてあげる事も大事です。シールも大き目のものを使うと良いでしょう。
出来るだけ自由に貼らせてあげられるのが理想ですが、貼ってはいけない所に貼ってしまう事もあるでしょう。100円ショップにおいてあるシール剥がしを用意しておくのも良いですが、意外と身近なものでも剥がす事が出来ますよ。
ドライヤーで温めたり、中性洗剤・お酢・ハンドクリームなどを使っても剥がせます。粘着部分だけ残ってしまった時は消しゴムで擦ると落とせますよ。

ちぎり絵を作ろう!

手でちぎったりハサミで切った紙をのりでペタペタと貼ってちぎり絵を作るのもとても指先を使う遊びです。最初は自由に、思うままに作りましょう。
年齢が上がっていくと、鉛筆やクレヨンで思うように線を引いたり形を描いたり出来るようになっていくのでそれを下絵に、線に沿って紙を貼っていけば、子どもの自由な発想で色々なものを作っていけるようになっていきます。

ちぎり絵は「ちぎる」「切る」「塗る」「貼る」これらの動作が込められた、巧緻性を伸ばすのにうってつけの遊びと言えるでしょう。

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