子どもたちにとって、絵本の世界はワクワクと発見に満ちた宝箱。その中でも「しかけ絵本」は、ただ読むだけではなく、めくる・引っぱる・動かすといった体験を通して、子どもの好奇心や想像力をグングン育ててくれるアイテムです。
そんな「しかけ絵本」の魅力と、子どもたちへの知育効果についてご紹介します。
目次
「しかけ絵本」ってどんなもの?
「しかけ絵本」とは、ページをめくると絵が飛び出したり、引っぱることで絵が動いたりするような、さまざまな工夫が施された絵本のこと。視覚だけでなく、触覚や運動感覚も刺激することで、子どもの発達に幅広くアプローチできるのが特徴です。
知育における「しかけ絵本」の4つの効果
1. 指先を使うことで脳を刺激!運動能力の発達にも効果アリ
引っぱる・めくる・押すなど、しかけを操作することで、自然と指先を使う動作が増えます。
こうした細かな動きは「巧緻性(こうちせい)」と呼ばれる能力を育て、脳の発達にも良い影響を与えるといわれています。
2. 「なんで?どうなる?」の気持ちが想像力と探究心を育む
「しかけ絵本」には、予想外の展開やサプライズが満載。子どもは「次はどうなるのかな?」とドキドキしながらページをめくり、物語の世界に入り込んでいきます。
これは想像力だけでなく、問題解決力や論理的思考の土台づくりにもつながります。
3. 親子のコミュニケーションが深まる
一緒に読んだり遊んだりしながら、「ここを引っぱってみよう」「なんて書いてあるかな?」と会話が自然と生まれます。言葉のやりとりを通じて語彙力がアップするだけでなく、親子の絆もぐっと深まります。
4. 絵本が好きになる“きっかけ”に!
まだ絵本にあまり興味がないお子さんでも、「しかけ絵本」なら「楽しい!」と感じやすく、絵本好きになるきっかけになります。
読み聞かせの時間が苦手…というママやパパにもおススメです。
年齢別おススメ「しかけ絵本」
年齢や発達段階に合った絵本を選ぶことで、より効果的に知育をサポートできます。
0~1歳向け: シンプルで頑丈な作りのもの(例:「いないいないばあ」系)
2~3歳向け: 音が出たり、動く仕掛けがあるもの
4歳以上: 物語性が強く、自分で操作できる複雑な仕掛けのもの
おわりに
「しかけ絵本」は、楽しく遊びながら学びを深められる優れた知育アイテムです。日常の読み聞かせタイムに取り入れて、親子で楽しい“学びのひととき”を過ごしてみてはいかがでしょうか?