パパにも赤ちゃんと遊んでもらおう
ママは赤ちゃんがお腹にいるときから一緒だったことや一緒に行動することが多いので親としての自覚や赤ちゃんへのお世話にも積極的ですが、パパはわが子であれどなかなか赤ちゃんのことを理解することができません。特に新米パパの場合は、ある日目の前に現れた赤ちゃんを自分の子どもとして認識するまでに時間がかかってしまいやすいのです。
今回はパパに赤ちゃんをもっと好きになってもらって遊んでもらおう!ということでそのポイントについてご紹介します。
まずは簡単なお世話から
パパでも最初から赤ちゃんに興味がある人もいればどう赤ちゃんと接してよいかわからないため距離を置いてみている人もいます。パパはどうしてもママに比べて赤ちゃんと関わる時間が短いのでオムツを変えたり、お風呂に入れたり、ミルクを飲ませるちょっとした育児も苦手意識が強い人が多いです。
パパにはなるべく簡単なお世話やふれあいをしてもらうようにしましょう。具体的なお世話ではなく例えばママがその場から離れている間に抱っこしてもらうと徐々に赤ちゃんもパパに慣れてきます。
赤ちゃんがぐずっているときにお世話をしてもらったり、うんちをしているときにオムツ替えをお願いするとパパも対応がわからず、お世話を面倒に感じてしまいます。まずは簡単なお世話からはじめてもらいお互いが良い関係でいられるようにしましょう。慣れてくるとパパもママ同様に赤ちゃんのお世話を出来るようになってきます。
パパと赤ちゃんの遊び方
初めはどんなことに興味があるのかどうやったら喜ぶのか何が好きなのかどうやって遊んでいいのかわからない場合が多くあります。初めは具体的にママがいろいろなことを具体的に教えたり、見本をみせるとパパはよく理解することができます。
●生後1か月~2か月ころのパパとの遊び
この頃の赤ちゃんはまだ首もぐらぐらです。パパも抱き上げるのも恐る恐るになりますが毎日抱き上げて目を合わせて赤ちゃんに話しかけてあげましょう。目もあまり見えていませんし、反応もまだ鈍いですが毎日話しかけることで赤ちゃんはパパを認識するようになります。また、手を赤ちゃんの前で動かしてあげると赤ちゃんにとっても刺激になります。
●生後3か月~4か月ころのパパとの遊び
赤ちゃんがパパの姿を覚え、声や目の前のモノの動きに反応が良くなってきます。赤ちゃんにも感情が芽生え、首もすわってくるこの時期は「いないいないばあ」を始めるタイミングとして良いでしょう。
いないいないばあは、今まで目の前にあったものが突然なくなることによって不思議で不安な気持ちになり、また目の前に現れることへの安心、嬉しさ、期待という感情を刺激します。やさしくいないいないばあをしていると赤ちゃんも喜ぶのですが、パパがすると声が大きかったり、アクションが大きい場合があるため赤ちゃんが怖がって泣いてしまうこともあります。
●生後半年頃から1歳ころの遊び
生後半年を過ぎると赤ちゃんはどんどん自分で体を動かせるようになってきます。寝返りが打てるようになったり、ハイハイをするようになり、早い赤ちゃんだと1歳を迎える前に立って歩くようになります。
動きが活発になることでパパとの遊びの幅がぐんと広がります。ママとはできない身体全体を使った遊びはパパと遊ぶ赤ちゃんも楽しいのでパパをますます好きになります。赤ちゃんの感情もどんどん豊かになる時期なので声を出して喜んでくれるようになります。
まだハイハイができない赤ちゃんはパパが座って膝の上に両脇をもって立たせます。そしてリズムを取りながら上下に膝を動かしてあげることで膝の屈伸運動をしてあげましょう。この遊びは赤ちゃんの膝が鍛えられてハイハイの上手な赤ちゃんになります。ハイハイでパパと鬼ごっこを楽しむのも良いですね。
「たかい たかい」は必ず目を見てゆっくりと上下に揺らしてあげましょう。赤ちゃんが喜ぶからといって動作が激しくなると脳に悪影響を及ぼします。
「飛行機遊び」もパパが得意な遊びになります。パパが寝転がり、すねの上に赤ちゃんを乗せてぶ~んと言いながら揺らしてあげましょう。
●歩けるようになったときの遊び
赤ちゃんにとって自分で歩くことは大きく世界も広がり、興味もいっぱいです。どんどん自分の意志で動いていたずらもするようになります。
よちよち歩きの赤ちゃんとパパでお散歩に出かけるのも良いでしょう。
危険でない限りできるだけ赤ちゃんのペースで散歩を楽しむと良いのですが、赤ちゃんがいけないことをしたり、危ないことをした場合は怖い顔を作ってしっかり注意をしてあげましょう。
家の中でも広い安全なスペースがあれば追いかけっこをしたり、ぐるぐる回しっこをすると三半規管が鍛えられます。
赤ちゃんの時期からパパとの時間を作ることはママとは違う刺激を赤ちゃんに与えることができます。少しずつ関われることを増やしていき、パパと赤ちゃんの時間を有意義なものにしましょう。
次回は2歳以降からの遊びについてご紹介します。