子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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父親の子育て参加によって得られる育脳効果

「子育て=ママの役目」とされがちだった時代は、もう過去の話。最近では、積極的に子育てに関わる“イクメン”パパも増え、家庭内での父親の役割が大きく見直されています。
実は、父親の関わりには、乳幼児期の「脳の発達」に良い影響をもたらすという研究結果も。
ここでは、父親の子育て参加によって得られる育脳への効果について、わかりやすくご紹介します。

 

父親と過ごす時間が子どもの脳に良い理由

脳の発達が最も活発なのは、0〜6歳ごろ。この時期にどんな刺激を受け、どんな体験をするかが、その後の知的・感情的・社会的な成長に大きく関わってきます。
父親との関わりは、母親とは違った視点や動き・会話が多いため、脳に新たな刺激を与えやすいのです。

 

育脳につながる!パパとの関わり方いろいろ

◎ たっぷり体を動かす遊び
パパならではのダイナミックな遊び(肩車、追いかけっこ、キャッチボールなど)は、運動能力と空間認識力の発達に効果的。
また、「次はどう動くかな?」という予測力も育まれます。

◎ 絵本の読み聞かせ
おだやかな語り口や声のトーンの違いが、子どもの聴覚や言語感覚を刺激します。
パパの声はママより低く、子どもの脳に異なる刺激を与えるとされています。

◎ お世話や生活のサポート
おむつ替えや食事の介助など、日常のケアを通じて、子どもは「安心感」「信頼感」を育みます。
この安心感が、脳の基盤となる情緒安定を支える要素に。

◎ 一緒にお出かけ&新しい体験
初めての公園やイベントへの参加は、好奇心や探索力を高め、前頭前野(考える力)を刺激します。

 

父親の関わりは「非認知能力」の育成にもつながる

IQなどの「見える能力(認知能力)」だけでなく、
・集中力
・やり抜く力
・他人との協調性
といった「非認知能力」を育てる上でも、父親の存在は重要です。
パパが関わることで、子どもは多様な価値観や感情のやりとりを経験し、自立心や自己肯定感を高めていきます。

 

ママ・パパの連携で子どもの育ちをもっと豊かに

「忙しくてなかなか時間が取れない」というパパもいるかもしれません。
でも、5分でも10分でも、子どもとしっかり向き合う時間を持つだけで、その効果は十分にあります。
大切なのは、量より“質”と継続。
ママとの役割分担や声かけで、自然と「子育てはふたりでするもの」という意識が育ち、家庭全体のバランスも良くなります。

 

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