子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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幼児期における睡眠時間の重要性

 

昔から「寝る子は育つ」という言葉があるように、睡眠は子どもの発達にとって非常に重要な要素となります。

幼児期に必要な睡眠時間

5~6歳までは特に良く寝た方が良いと言われていて、1歳児は約14時間、5歳児でも約11時間は睡眠時間が必要だと言われています。
生まれたばかりの乳児は授乳と睡眠を繰り返し、1日に6~9回は昼寝をして睡眠時間を確保(昼夜合わせて約16~7時間程)しています。発育と同時に日中の活動時間が伸びていき、5歳頃には夜だけ寝るようになっていきます。この間の数年は昼寝をして十分な睡眠をとることが大切です。

なぜ睡眠が重要なのか?

昼寝がなぜ重要なのかというと、幼児が昼寝を1回しなかっただけで不安感が増し、喜びが減り、ものごとへの関心が低下、問題解決のための理解力も低下することが観察されています。また、睡眠が不安定になることで「セロトニン神経」と呼ばれる感情の攻撃性を押さえる神経がうまく発達せず、ちょっとしたことで怒るなど自分で感情をコントロール出来なくなるいわゆる「キレやすい」子どもになっていく事にも繋がります。

昼寝のし過ぎで夜に眠れない、それって本当?

しかし昼寝のし過ぎで夜に眠れないから昼寝をさせたくない、と考える親も多いですが本当にそうなのでしょうか?
現代の多くの家庭では、大人の生活サイクルに子どもが合わされているケースが非常に多いと言われています。例えば「毎日のスキンシップが大事だから」と父親が帰ってきたら子どもを起こす、なんて事はしていませんでしょうか?また、塾や習い事の為に夜まで勉強させているケースもあるかもしれません。
その結果、夜に十分な睡眠がとれていない為に昼寝の時間が長くなってしまう昼夜逆転状態に陥っていませんでしょうか?

とは言え、夜遅くに寝る習慣がついてしまうと早く寝かせようとしてもなかなか寝付けないものです。そこで、まずは「早起き」から始めてみましょう。早く起きて朝日を浴びる、これを少しづつ起きる時間を徐々に早めていく事で自然と就寝時間も早くなっていきます。家族全体の朝が早く始まれば、スキンシップの時間も増えていくことでしょう。

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