子どもの集中力をきたえる方法
集中力のない人を見ていると、勉強でも仕事でも途中で飽きてしまい、長時間頑張ることができない傾向にあります。
よく、「試験前に片付けをしてしまう」という話を聞きますが、これも集中力がない証拠。
今しなければならないことに集中できず、どうでもよいことに目がいってしまうのです。
では、どうすれば集中力を身に着けることができるのでしょう。
目次
机の上には今やるべきものだけを置く
モンテッソーリ教育にも言えるのですが、自分の机の上に置くのは、今やるべきことのみ。
他の関係ないものは、片づけるか布で覆って見えなくしてしまいましょう。
こうすることで、やるべきことに集中できる環境が整います。
子どもが集中できる時間はどのくらい?
未就学児~小学校低学年くらいの子どもが集中できる時間は、年齢+1分と言われているのを聞いたことはありませんか?
つまり、4歳の子どもなら、5分しか集中できないのです。
幼稚園でモンテッソーリ教育をしていると、長時間集中している子どもの姿を見かけることができますが、これは自分で興味を持ったことに取り組んでいるから。自分の好きなことには何時間も集中していられる子どもは意外と多いです。
お子様もテレビやゲームを見始めると、何時間でも集中していられるのではないでしょうか。
また、幼稚園だと周りのお友達が集中しているので、自分も集中しやすい環境だと言えます。
集中力を鍛える方法
・時間を決めてゲーム感覚で
集中力は、鍛えることが可能です。
例えば、時間を決めてゲーム形式で行うこと。
「5分以内に部屋を片付けてみよう」
「5分以内に5つの間違いを探してみよう」
「10分以内にジグソーパズルを組み立ててみよう」
「10分以内にこのページの問題を解いてみよう」
など、時間を区切ることで子どもに集中させるのです。
ストップウォッチを準備して、かかった時間や正解数を表にすれば、ゲーム感覚で子どもは楽しくなるもの。
集中力と時間の感覚を身に着けていきましょう。
・しっかりと睡眠をとる
睡眠不足は集中力を低下させます。
大人でも、睡眠不足のまま仕事をすると、変なミスをしてしまったり、途中で眠たくなったりしますよね。
子どもは、大人よりも顕著に症状があらわれます。
・さまざまな栄養素をとろう
食べ物には、子どもの集中力に関わる大切な栄養素がたくさんあります。
特に、ビタミンやカルシウム、マグネシウム、鉄分、DHA、ブドウ糖、水分は、子どもの集中力に大きな影響を与えるため要注意。
ブドウ糖と言うとお菓子を想像する方もいるでしょうが、ごはんやパンの炭水化物が体内で分解されてブドウ糖となります。