子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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5歳までの子どもの脳を賢く育てるための4つの行動【後編】

親心として「賢い子どもに育てたい」「元気で思いやりのある子になってほしい」と願うものの、子育て中にはいろいろな悩みに直面します。時には「このままで本当にいいのだろうか」と不安になることもあるのではないでしょうか。
「子どもの脳は5歳までに準備しなさい」というジル・スタム氏の著書があります。なぜ5歳までなのかというと、脳領域のうち、基本的な生命維持機能を制御する脳幹と、絆の形成と密接な関係がある辺緑系は、生後5か月でほぼ完全に出来上がるからです。この著書より、ママが気を付けたい行動をご紹介します。前回の2つの行動に引き続き、本日は後編の2つの行動についてです。

努力を褒めよう

子どもえお褒めるとき「頭がいいのね~」「本当に賢いね」と言っていませんか?いつも頭の良さを褒められる子どもは、新しいことに挑戦したがらなくなる傾向があるそうです。自分が賢いと思い続けると、その自己イメージを危険にさらす恐れがある場合に拒否してしまうのです。もしやってうまくいかなかった場合は、自分の責任としか考えられず、やり遂げるにはもっと時間や周りの助けが必要だったとは思わないとのこと。そこで努力が成功に結び付いたかどうかは関係がなく、努力した子どもには肯定的な感想や褒め言葉をかけてあげましょう。そうすることで、子どもは学び、練習するようになるそうです。
たとえば、「うまくいったね!すごくがんばったね」「よく考えついたね。何か別の方法でやってみたいことはある?」といった言葉をかけてみましょう。努力を褒めることで、学び続けたい意欲を育てていきたいですね。

家族の写真を一緒に見る時間をつくろう

実は家族の写真を繰り返し見ることは、子どもに良い影響があるそうです。子どもは見るまず見ることによってたいていのことを学んでいきます。
鮮明な写真は、幼い子どもにとって注意を集中しやすいもの。両親や祖父母などいつも自分の世話をしてくれる人の写真を見せることは子どもが大切な人たちとつながっていることを感じるのに役に立ちます。

 

脳科学というと難しいイメージがあるかもしれません。しかし、子どものために何をすれば良いのか、子育てに何が必要なのかを再確認するきっかけにもなります。是非、意識して取り入れてみてください。

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