子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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絵本が脳に与える影響

絵本が脳に与える影響

文部科学省でさえも絵本の読み聞かせを推奨していることはご存知でしょうか?
何となく、絵本が育脳に効果がありそうだと感じながらも、絵本にどんな力があるのか分かっていない方も多いでしょう。
また、思っていた以上にたくさんの効果があり、驚く方も多いでしょう。
今回は絵本での育脳にどのような効果があるのかお伝えいたします。

絵本の読み聞かせ中の子どもの脳

アメリカにあるシンシナティ子ども病院が、絵本を読み聞かせをしている最中にMRIで子どもの脳を調査した事例があります。
家で週に2回以上絵本の読み聞かせを行っている家庭では、その他の家庭よ比べて子どもの脳がより活発に動いていることが分かったのです。
テレビの映像と音声も絵本と同じではないか?と考える方もいるでしょうが、実験により絵本の方が活発に動くということも実証されました。

心の発達

絵本を読むことで、登場人物の気持ちに共感するようになります。
その結果、楽しい・嬉しい・悲しい・怖い・怒りなどの感情が理解できるようになるのです。
そういった心を学んでいくことで、お友達の気持ちを察することができるようになり、優しい子どもに成長していきます。

語彙力の発達

日常生活の会話で使われる言葉は限られています。
一方、絵本には日常で使わないような言葉も登場します。
絵と耳の両方で理解することで、自然と語彙力(単語・話す力(表現力)・聞く力(読解力))が身に付いていきます。

学力の発達

最近では算数や理科の問題を解いていても、問題の意味が分からずに文章題が解けない子どもが増えてきています。
子どもの頃から読み聞かせを繰り返すことで、文章題の意味も理解することができるようになるのです。
本が好きな子どもは、国語の勉強をしなくても、ある程度の点数が採れるとも言われています。
逆に言うと、読み聞かせをしてもらわずに育った子どもは、小学校に上がった時点で他の子どもたちと学力の面で大きく後れをとってしまうことになるのです。
スタート地点でつまずくと、巻き返しは大変。ついていけずに差はどんどん開いてしまいます。

絵本はこんな部分が成長させていきます

・言葉の発達
・読解力
・文章力
・想像力
・集中力
・観察力
・思考力
・推理力
・記憶力
・自制心
・分析能力
・コミュニケーション能力
・問題解決力
・精神・自律神経を安定させる
・緊張をほぐす効果
・思いやりの心(人の気持ちをくみ取る力)
・自分で考えて行動する力
・自分の意見を伝える力
・正義感
・自立心
・好奇心・探求心・学習意欲
・学習全般
・読書習慣が身に付く

文字が読めるようになっても

子どもは、文字が読めるようになっても、絵本の読み聞かせをしてもらえると嬉しいものです。
自分で読むことを強制されると、読書嫌いになってしまうとさえ言われています。
子どもは、自分で読むよりも親に読んでもらった方が、内容を理解することができて楽しい時間を過ごすことができます。
また、絵本の読み聞かせはコミュニケーションの一種。
子どもにとっては、自分で読むよりも何十倍も何百倍も価値のある時間なのです。
できれば、小学生や中学生になっても読み聞かせを続けてみてください。読んであげて、子どもからも読んでもらうというのも良いですね。
何歳になっても、読み聞かせは脳を活性化させてくれますし、読み聞かせる方にも脳に良い効果があります。

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