子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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良い脳を作る栄養素

脳を作り、動かし、働かすために必要な栄養素についてご存じでしょうか。本日は、脳のつくりと栄養についてご紹介します。

脳のつくり

脳が何でできているかみなさんはご存じでしょうか。体の60%は水でできていますが、脳は60%が脂肪で残りはタンパク質からできています。
いい脳を作るためには、そのもととなる脂肪とたんぱく質を摂る必要があります。脂肪と聞くと体によくないものをイメージしがちですが、脂肪には2種類あり、「不飽和脂肪酸」と「飽和脂肪酸」があります。
良い脳をつくる材料として適しているのが「不飽和脂肪酸」で青魚に含まれるDHA,EPAがその代表です。また、アマ二油やエゴマ油、ナッツ類からも摂ることが出来ます。ラードなどの飽和脂肪酸の過剰摂取や揚げ物に使ってから時間のたった油は脳の細胞や血管をかたく老化させるため注意が必要です。
たんぱく質の摂取については必須アミノ酸がバランスよく含まれている蒸し豆や卵、乳製品がオススメです。

脳の栄養素

では、その脳を動かすための必要な栄養素とはいったいなんでしょうか。
脳の重さは約1・3キロです。とても小さな臓器ですが体全体の20%のエネルギーを消費します。頭を使えばそれだけ、消費エネルギーも増えます。お腹がすき、甘いものが食べたくなります。
そして、脳はとてもわがままで脂肪は嫌、たんぱく質もだめと言って炭水化物(ブドウ糖)しか受け付けません。
ですが、ここで脳のためにとご飯や麺類、パンなどの炭水化物ばかりを大量に摂取していると、血糖値が急激に上がり、インシュリンが分泌され1~2時間後には低血糖状態に陥り、集中力が低下して眠気を誘うことになります。
食べ合わせの工夫が大切です。主食と一緒に豆製品のたんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルも一緒に摂れる食材を食べるように心がけましょう。
また、もう一つ脳を働かせる栄養素として重要なのがカルシウムです。カルシウムは脳内の情報伝達をスムースにする働きがあります。乳製品や豆類、小魚に多く含まれています。IQをアップさせたり、認知症の予防には脳内の神経伝達物質を増やすことも重要です。これには蒸し豆や卵のレシチンが有効です。

今回ご紹介した脳をつくること、動かすことを意識した食事作りが脳をつくる育脳のベースとなります。是非、意識されて取り入れてみてくださいね。

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