子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】
メニューボタン

子ども部屋の大切さ

子ども部屋って必要なのだろうか、またそのタイミングで必要になる?と疑問のママも多くいらっしゃるのではないでしょうか。「子ども部屋」というのは、子ども自身の自立にもなります。今回は「子ども部屋」について、作るタイミングなどをご紹介します。

子どもの自主性を育むお部屋つくり

子ども部屋は単なる子どもの居場所としての役割だけでなく、子どもの自立心を養う意味でも重要な意味を持ちます。子ども部屋は「子どもが自分を管理するスペース」として機能します。

子ども部屋を用意するタイミングとしては大きく分けて2つのタイミングがあります。まずは幼稚園入園のタイミングまたは保育園で年少進級のタイミングです。この時期には身支度が一人でできるようになります。子どもの洋服を置き、朝身支度をする場所として、また帰宅後にかばんなどの自分の荷物を片づける場所として機能します。

次に小学校入学のタイミングです。小学生になると、教科書などの学用品も増えてきます。ここで、自分で持ちものを整理整頓し、管理する場所として子ども部屋が機能します。

子ども専用のスペースは自主性を育む

最近ではリビング学習をする家庭も増えており、必ずしも子どもの部屋が学習の場となっているわけではありません。特に就学前の小さいうちはまだ一人で寝るのも難しいので子ども部屋を用意しない家庭も多いでしょう。

しかし、部屋を設けない場合も子どもの持ちものを置く専用のスペースを設置すると良いです。子どもと大人の持ちものを一緒に管理するとどうしても大人にとって出し入れのしやすいしまい方になり、子どもが自分で準備や片づけをしにくくなります。

いつも荷物をパパやママが準備するとそれが当たり前になってしまいます。宿題や学用品の管理を自分でやろうと思ったときに子ども専用のスペースを持たない子どもはそうでない子どもに比べて忘れ物が多い傾向にあるともいわれています。

子どもが自分で持ちものを管理しやすくなる

子ども部屋や子ども専用スペースを設けるとあくまでその範囲は子どもが管理するな所になります。大人がついつい代わりに片づけをしたくなりますが、勝手にすることは避け、やるとしても一緒に片づけをするようにしましょう。

子どもも初めての自分だけの場所ができることで、ここにあるものは自分で管理をするということを認識しやすくなります。兄弟がいる場合も、同じ部屋だとしてもそれぞれにスペースを設けることで「誰かがやってくれる」のではなく「自分でやる」という自主性が育まれます。

パパママにできるサポートとしては、子どもが自主的に持ちものを管理できるようにするために片づけのしやすい部屋作りを意識しましょう。

自主的にお片付けができる部屋作り

お片付けは自立心を促すチャンスでもあります。そして、そのお片付けを促すためにもお部屋や専用スペースは大切となります。

まず、子ども部屋にあるものは子どもが責任を持って管理するという意識を持てるように促しましょう。これによって今まではパパママにやっていてもらったとしてもこれからは自分でやるんだという意識と認識が生まれます。

とはいえ、全て自分でやりなさいと突き放す必要はありません。どうしてもできないときは手伝うから声を掛けてねと伝えるとよいでしょう。片づけをすることでいるものといらないものを判断する力、どこにしまったらよいかを考える力など判断力や思考力が身につきます。

おもちゃや子どもの服は定位置に

お片付けに慣れていない子どもにとって一人で上手にお片付けすることは難しいことです。そのため、小さい子でもわかりやすい収納方法を考えておくとよいでしょう。

子どもの持ちものをカテゴリーわけにする収納方法がオススメです。おもちゃであれば「おままごと」「お人形」「ブロック」など。服であれば「Tシャツ」「ズボン」「靴下」とカテゴリーに分類します。それぞれの収納場所にカテゴリー名と写真やイラストを貼っておくと、子どもはお片付けがしやすいです。

ママは先回りではなくサポートをする

おもちゃで散らかった部屋をみるとついつい子どもに代わって片づけをしたくなりますが、そこはグッと我慢しましょう。
子どもの片づけを見守り、少しぐらい片づける場所が違っても、勝手に正しい位置にしまうのではなく、「これはここでいいのかな?」と子どもと一緒に考えながら片づけることが大切です。

子どもが片づける様子をみて、片づけにくそうにしていたら収納の仕方を少し変えてみるなど子どもがひとりでできるようになるためのサポートをしましょう。

PAGE TOP