子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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3歳児の癇癪。子どもに寄り添おう

一旦、興奮してしまうとママでも手に負えないのが3歳児の癇癪です。何か良い解決方法はないのかお困りのママに3歳児の癇癪の症状と原因についてご紹介します。合わせて子どもに寄り添う対処方法についてもご紹介します。

3歳児が癇癪を起してしまう原因とは?

●空腹や眠気などコンディションが万全ではない

3歳児が突然怒る原因の一つとして、空腹や眠気などのコンディションが悪いことです。不機嫌な気持ちを癇癪という形で表現しているのです。お昼寝の時間やおやつの時間にお出かけをすると子どもの生活リズムが乱れてしまいます。生活リズムが乱れると子どもにストレスがかかり、癇癪を起しやすくなります。

●下の子が誕生したことによる赤ちゃん返り

子どもが3歳頃になると、弟や妹が生まれるご家庭は多いのではないでしょうか。お兄ちゃんやお姉ちゃんになったとたん、赤ちゃん返りが始まったということはよくあります。
この赤ちゃん返りも癇癪のひとつのようです。弟や妹が生まれたことでパパやママの愛情がなくなったと感じることでストレスが溜まることから起こります。赤ちゃん返りの仕方は子どもによってそれぞれ違います。急に怒りっぽくなる子やひとりでできていたことが出来なる子、ママや下の子を理由もなく叩いてしまうこともあります。

●脳が未熟で感情のコントロールがきかない

突然子どもが癇癪を起こすのは、脳の発達が大きく関係していると言われています。イヤイヤ期と呼ばれる2~3歳ごろの子どもは脳が十分に発達しておらず、感情をコントロールする力が未熟なのです。
人間の感情をコントロールするのは脳の前頭前野という場所です。前頭前野は進化の過程で最も遅く発達した脳で未熟のまま生まれてきます。その後言葉の発達とともに何年もかけて発達していくため、3歳児であればまだ感情をコントロールできなくて当然と言えます。

一番重要な3歳児への対処方法とは?

●気持ちを落ち着かせる「タイムアウト法」

ママやパパがいくら言い聞かせても収まらないのが子どもの興奮状態です。接し方を間違えると子どもの感情は激しくなるばかりで困ってしまいますね。子どもが興奮状態になったときに最も効果的な対処法は子どもの気持ちを受けとめ寄り添うことです。子どもが何に対してイライラしているのか汲み取りましょう。
理由を聞いても子どもの怒りが収まらないときは気持ちを落ち着ける時間と場所を作ります。これが「タイムアウト法」と呼ばれる対処法です。興奮している子どもを落ち着くための場所に移し、クールダウンすることを伝えましょう。そして気持ちが落ち着いたところでなぜ急に怒り出してしまったのか自分を振り返るようにすれば良いのです。

●泣いている気持ちに共感する

ママも突然泣かれてしまうとイライラしてしまい、つい強い口調で叱ってしまい、後悔することも多いのではないでしょうか。そんなときはママも深呼吸をして落ち着きましょう。
自分の気持ちが言葉でうまく伝えられないからこそ、泣き続けたり、物に当たったりしてママに訴えているのです。そこで大切なことはママの共感ではないでしょうか。自分の気持ちをわかってくれたとわかれば、子どもの気持ちは落ち着いてくるものです。子どもがなぜ突然興奮して泣き出してしまったのか子どもの気持ちをママが言葉で表しましょう。もしどうしても子どもが泣き止まないときには抱きしめるだけでも良いかもしれません。背中をさすったり、抱っこしてあげることでママの愛情が子どもに伝わり安心するものです。

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