子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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サウスポーのメリットデメリット

子どもが左利き(サウスポー)だった場合、矯正させますか?
意外と悩む親が多い、左利きのメリットデメリットをお伝えします。

左利きのデメリット

少数派だから生きづらい

人種や産まれてくる地域に関わらず、9割の人は右利きで生まれてきます。そのため、日本中さまざまなものが右利き用に作られています。
例えばハサミや缶切り、ドアノブ、エレベーターや自動販売機のボタン、駅の改札、スープ用お玉。
右利きなら何も考えず使えるものが、左利きだと不便な事このうえないのです。
その上、喫茶店などで多人数でお茶をする際、右利きの人の右隣に座ると、コーヒーを飲む際に腕が当たり、不快な顔をされてしまうことも。

左利きのメリット

対戦スポーツに有利

統計的に見ると、野球や卓球、テニス、ボクシングなどのスポーツでは、左利きのトッププレイヤーの割合が高いと言われています。
対戦スポーツにおいて、相手選手は右利きの人と当たる可能性が高いため、左利きとは戦いづらいそうです。

左利きは天才肌

左利きは、天才肌。左利きは空間把握能力が高い。などと言った話を聞きますが、実は具体的な根拠はありません。
右手も左手も両方使うと、右脳左脳両方に刺激を与えることができるためと言った説もありますが、こちらも根拠はありません。
ですが、アインシュタインやレオナルドダヴィンチが左利きだったと考えると、サウスポーの印象が変わって見えますね。

右利きに矯正した際の子どもへの影響

左利きは生きづらいという理由だけでなく、不当に差別されたり障害だと言われていた時代があったため、左利きを矯正された方は多いです。
しかし無理に左利きを強制しようとすると、脳に負担がかかってしまいます。自己肯定感が低くなりストレスが溜まりやすくなるだけでなく、左右が咄嗟に判断できない「左右盲」になる恐れもあり、今もそれで悩んでいる大人がいます。
また、無理に右利きの矯正していると、他の子どもたちに後れをとり、周りと比べてあきらかに箸や鉛筆が上手に使えないといった事態に陥り、大人になっても右も左もぎこちない状態が続くといった危険性もあります。

矯正しない場合

実際に左利きを矯正しなかった人に話を聞くと、「左利きでも支障なく生きていける」と皆が言います。
また、何も教えなくても箸は左手、コップは右手、鉛筆は右手、消しゴムは左手、ハサミは右手のように、自然と使い分けて生活している人も多いです。
中には、パソコンの操作中、右手でマウスを操作しながら左手で紙にメモを取る人も。これはとても便利ですね。
今では左利き用のハサミや彫刻刀なども販売されているため、困ることは少なくなってきています。

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