子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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自宅育児のメリット・デメリット


近年多くの方が普通に行っている幼稚園や保育園に預けるということは「集団保育」と定義されます。この対義語となるのが「自宅保育」です。
そもそも自宅保育とはなにかというと、幼稚園や保育園に通わせず、両親・兄弟姉妹・親族などの小集団の中で生活し、人間形成や教育、しつけを行っていくことを指します。
幼稚園、保育園がなく、核家族ではなかった時代に行われていた子どもの育て方です。近年は核家族が増えたため、両親共働きの場合は家庭という小集団で保育することができないため自宅教育は少なくなっています。

自宅保育のメリット

まずあげられるのは1日中子どもと一緒にいてあげられるので愛情もそばでずっと注げるという点です。そして、幼稚園や保育園の費用がかかりません。また、友達関係、ママ友関係の影響を受けないこともあげられます。
当初は幼稚園へ預けることも考えていたけれど、自分が思う教育理念に合った幼稚園が見つからなかった、また方針が合わなかったため新しい園を探さずに自宅育児に切り替えた方もいらっしゃるかもしれません。合わない園に無理に通わせるより、自分の理念で育てることができるメリットと言えます。

自宅保育のデメリット

デメリットは、小学校入学までの多くを吸収する時期に友達を作ったり、集団生活での決まりを学んだりすることができないことでしょう。
日中遊ぼうと思っても同世代の子ども達は幼稚園や保育園に行っているので、年下の子か大人しか周りにいない状態になります。入学後、初めて同世代と関わることになり、自分から友達作りを経験しなくてはなりません。人見知りが強い子にとっては初めて会うクラスメートに不安な気持ちを抱えて入学することになるでしょう。
入学後も病気に対する免疫ができていないので初めての集団生活の中で病気にかかることが多いようです。

自宅保育のポイント

子どもの伝えたいと思う気持ちを大切にしてあげてください。子どもはよく「これはなに?」「なんで?」と聞いてきますよね。知りたいことを聞こうと一生懸命話すけれど、言葉にする力が弱いのでうまく伝えられなかったり、話したいことがたくさんあるけれど、上手く言葉にできなくて気持ちだけ急いて機関銃のように話す子もいます。また、言葉が出なくて泣いたり、暴力に訴えたりすることもあります。
子どもにたくさんの言葉や人の気持ち、思いやりの気持ちを教えることは、幼稚園などに行かずとも親から子へ伝えることができます。膝の上で絵本を読み聞かせして、言葉や気持ちの動きなどを教えることは有意義な時間となるでしょう。

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