子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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お小遣いからお金の大切さを学ぼう

お小遣いからお金の大切さを学ぼう

お小遣い制にするかどうか悩んでいる親御さんは多いです。
お小遣いは、お金の大切さを学ぶ良い機会。
子どもがお金に興味をもち始めたら、未就学児でもお小遣い制のはじめ時。

おだちん制

労働の対価にお小遣い。
これは、大人が働いて給与をもらうのと同じことですよね。
子どもに働かないとお金がもらえないという、この世の理を教える良い機会でもあります。
子どもの年齢に応じて、食べた後の食器をシンクにつけると10円。洗濯物をたたんだら20円など、できることを考えて、内容を考えましょう。
1日の終わりにお片付けができたら10円など、シンプルなシステムも分かりやすくておすすめ。
おだちんは、スーパーでお菓子を買うのに使ったり、ガチャガチャに使ったり。
今あるお金をどう使うか、自分で考えて決めることができるので、子どもも頭を使うようになります。そのため、育脳にもおすすめです。

お手伝いをしてもらったら、必ず「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
お金をもらうんだから手伝うのは当然という態度は、子どものやる気を削いでしまいます。
小学生になると、「宿題を終わらせないとお小遣いはなし」など決めておきましょう。

約束事を作ろう

お金を渡すうえで、親子で話し合って約束事を決めることはとても大切です。
渡したお金はすぐにお財布にしまう。
兄弟や友達の間でお金の貸し借りはしない。
仕事を適当にこなした場合はおだちんはなしなど。
小学生以上の子どもなら、お小遣い帳をつけるという約束もおすすめ。
何にお金を使っているのか不安な親も、お小遣い帳を毎月チェックすれば不安は少なくなりますよね。

おだちん制の不安

お金がもらえないとお手伝いをしない子に育つのではないかと心配な方も多いでしょう。
おだちんは、あくまで働いて稼ぐことの練習期間だと子どもに伝えるようにしてください。
また子どもによっては、いつも食べているご飯の材料を買うお金は、パパとママが働いてもらっているお金があるからなんだと気が付いてくれます。

お小遣い制は家族の協力が不可欠

親がお小遣いを管理しようとしても、祖父母が孫可愛さにお金を渡していれば、子どもはお小遣いの必要性が分からなくなります。
「おばあちゃんからもらった5000円があるから、お手伝いなんてしない!」と言われてしまったらショックですよね。
お小遣い制は、おじいちゃんおばあちゃんの協力がないと、上手くいかなくなってしまいます。
しっかりと家族で話し合っておきましょう。

マネー教育の大切さ

イギリスでは2014年から、マネー管理や税金などの金融教育を、小学校低学年から学び始めるようになりました。
アメリカの民間団体では、教育基準として幼児期から高校卒業までにお金の知識を身に付けます。
北欧では、幼児期にお金の扱い方を学び、小学校で企業家精神を学びます。
日本のマネー教育は、諸外国に比べるとかなり遅れをとっています。
子どもの頃から、家庭で金銭感覚を学ばせることはとても重要です。

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