子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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ねんねトレーニングのポイント


子どもの寝つきが悪く、ねんねトレーニングに苦戦する保護者の方も多くいらっしゃいます。寝かしつけのときに子どもが立ち上がって寝る気配がないという毎日が続くとママもぐったりしてしまうでしょう。そこで、今回はねんねトレーニング中に立ちあがってしまう子どもへの寝かしつけのポイントについてご紹介します。

興奮していてまだ寝るつもりがない

子どもの寝つきには個人差があります。苦労もなく眠ってくれる子もいれば、日中たっぷり遊んだはずなのになかなか眠らない子どももいます。後者の場合は、ママ自身も寝不足になったり、家事が進まずイライラしたりするかもしれません。
寝る時間になっても立ち上がってしまう子どもは、まだ頭も体も興奮状態にあって寝る態勢になっていません。「興奮している」とは、体は疲れていても頭に楽しいことが次々思い浮かんできてしまう場合と、まだまだ体力がの残っていて遊び足りない場合が考えられます。
この状態で無理やり寝かせようとすると、怒ったり泣いたりして逆に眠れなくなることがあります。寝る時間までに、心と体が落ち着いた状態を作り出すことが大切です。

寝室に子どもの気を引くアイテムがある

「気が散る」というのは大人でもあることです。子どもであればなおさらです。寝室に子どもが遊びたくなるようなおもちゃがあれば当然眠ることより遊ぶ方を選ぶでしょう。
快適な寝室作りは空調だけではなく、子どもの気を引くアイテムを排除し、シンプルで落ち着きのある部屋を目指しましょう。部屋から出さなくても、見えないように収納したり、隠すようにクロスをかけるなど工夫します。
ただし、子どもによってはお気に入りのぬいぐるみと一緒の方が落ちついて眠れるという場合もあります。寝やすい環境は子どもによって様々なため、子どもが眠ることに集中できるような部屋作りを見直してみてください。

眠ったら保護者がいなくなる気配を察知している

子どもが眠ったら溜まっている家事を終わらせよう、早く寝かせて好きなドラマが見たいとそわそわした気持ちでねんねトレーニングをしていませんか?子どもは親の様子に敏感です。自分が寝たらそばにいてくれなくなると察知してわざと眠らないのかもしれません。
親も子どもを寝かせたら自由な時間が欲しいですよね。しかし、そう思うのであればなおさら焦らずに落ち着いて子どもと向き合う必要があります。
親の早く寝なさいオーラを消して、ずっとそばにいるからねと優しく接することで、子どもは安心して眠ることができます。立ち上がる子どもに早く寝なさい!と言うよりももう寝るね。と言う方が効果があるかもしれません。

ねんねトレーニング成功のポイント

●昼間に体をたくさん動かして遊ぼう
子どもが夜寝る時間になっても立ち上がって眠らないということは、それだけ体力が余っているとも言えます。子どもの体力には個人差がありますが、太陽の光を浴びてたっぷり外遊びをすれば必然的に夜は疲れて眠るでしょう。たくさん体を動かせば、お腹が空いてご飯がしっかり食べられます。毎日決まった時間にご飯が食べられれば、規則正しいリズムが身について夜の眠りがスムーズになるという好循環が起こるでしょう。ただし、遊ばせすぎもよくないようです。疲れすぎると寝付かない場合もあるので、子どもの体力を考慮しながら適度な疲れを与えてスムースな入眠を目指したいですね。
●早起きをして昼寝の時間も短くする
夜寝かせることだけに囚われるのではなく、1日の生活リズム全体を見直すことも大切です。まず頑張って実践してほしいのは「早起き」です。遅くても7時までには起床しましょう。次に昼寝の時間です。子どもの体力や月齢にもよりますが、2歳位で体力があれば昼寝は30分程度でも良いでしょう。体力のない子どもには1時間程度の昼寝が必要です。2時間以上昼寝をすると、夜の睡眠に影響がでてしまう可能性があるので長時間眠らせたい場合は15時までにお昼寝が終わるように調節してみてください。
●ママとパパの成功への断固たる注意が必要
ねんねトレーニングに必要なのは、パパとママの断固たる決意です。トレーニングが成功し、子どもが一人で眠れるようになれば、パパもママも自分の時間を持つことができますし、子どもの自立心を育てることができます。成功するまでにはそれなりの時間と手間がかかることは覚悟が必要でしょう。子どもに泣かれて途中で抱き上げたり、怒ったりしてしまうとトレーニングは停滞するかもしれません。

ねんねトレーニングは、寝るその瞬間だけではなく、1日の生活リズムや食事など、様々な環境が整わないと成功しないことが多いのです。親が今の自分には無理と思ったら、日を置いてまた落ち着いてから始めればよいでしょう。自身がストレスに押しつぶされてしまわないように、自身と相談して無理なく進めてくださいね。

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