子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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5歳までの子どもの脳を賢く育てるための4つの行動【前編】

親心として「賢い子どもに育てたい」「元気で思いやりのある子になってほしい」と願うものの、子育て中にはいろいろな悩みに直面します。時には「このままで本当にいいのだろうか」と不安になることもあるのではないでしょうか。
「子どもの脳は5歳までに準備しなさい」というジル・スタム氏の著書があります。なぜ5歳までなのかというと、脳領域のうち、基本的な生命維持機能を制御する脳幹と、絆の形成と密接な関係がある辺緑系は、生後5か月でほぼ完全に出来上がるからです。この著書より、ママが気を付けたい行動をご紹介します。本日は、前編の2つです。

突然のほったらかしに注意

動画を見たり、アプリで遊んだりと小さな子どもであってもスマートフォンやタブレットを使う時代です。子どもが使うことそのものは、脳に悪影響ではないとジル氏は考えていますが、心配なのは大人のそばにスマートデバイスがあることです。
通知音が鳴ることで、大人はスマートデバイスの画面を見ます。メッセージの確認をして返信する何分間は、ずっとスマートフォンにかかりきりになります。こうして突然ほったらかしにされる子どもは「僕よりも大事なんだ」と感じる恐れがあると言います。注意がそれるのがたとえ短時間であっても子どもはつながりを断たれたと感じてしまうのです。幼少期はあっという間に過ぎてしまうものです。子どものそばにいれる時間を無駄にしないように心がけたいですね。

同じ本を何度も読んであげよう

同じ本を繰り返し読むことは、退屈だろうと思っていませんか?読み聞かせの際に「この本は前も見たから、別の本を見ようか」なんて。子どもに提案しているママもいるのでは?
しかし、学んだことを繰り返すことで、脳内の持続が強くなり、やがてそのスキルや知識が自動的に出てくるようになるそうです。つまり、同じ本を読むことは学習を強化するチャンスとなるわけです。
幼い子どもは、知らないこと、初めて見ることばかりなので繰り返されたことで得られた確実な知識は貴重なものとなります。なじみのあることに注目することで、子どもの脳のエネルギーは余力が生まれ、すでに持っている情報をさらに広げることが出来るといいます。
中には、何度も読んだことで、物語を暗誦できるようになる子もいます。何度も聞いて、言葉を覚え、そのページの絵を手掛かりに思い出しているのです。これは記憶力の訓練にもなっています。子どもとの読み聞かせの時間は大切にしていきたいですね。

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