幼児教育はSTEAMの時代!わが子の個性を伸ばそう

近年、教育の世界では「STEAM(スティーム)」という言葉がよく聞かれるようになりました。IT社会が進む中、これからの子どもたちに必要とされる力を育む学び方として注目されています。
そんな、STEAM教育とは何か、そして家庭でどのように取り入れられるのかをわかりやすく紹介しましょう。
STEAM教育ってなに?
STEAMとは以下の5つの頭文字をとった言葉です。
S:Science(科学)
T:Technology(技術)
E:Engineering(工学)
A:Arts(芸術)
M:Mathematics(数学)
これらの分野を特定の教科として分けるのではなく、つながりとして学ぶことで、子どもの創造力や自分で考える力を育てる教育方法。
たとえば、積み木遊びの中に図形の感覚があったり、絵を描くことの中に観察力や表現力があるなど、日常の遊びと学びが自然につながっていくのがSTEAMの特徴です。
幼児期にSTEAMが注目される理由
1. 考える力・工夫する力が育つ
幼児は「なぜ?」「どうして?」の宝庫です。
STEAMは、その“探求心”を生かしながら、試して失敗し、また考えるというプロセスを大切にします。
2. 個性を伸ばせる学び
子どもが興味を持つポイントは本当にさまざま。ロボットが好きな子もいれば、絵を描くのが大好きな子もいます。
STEAMは、分野を横断した学びなので、どんな興味もその子の学びにつながります。
3. 将来に役立つスキルにつながる
創造力、問題解決力、コミュニケーション力など、これからの時代に求められる力を幼児のうちから自然に身につけられます。
今日からできる!家庭でのSTEAMの育て方
特別な教材がなくても、日常の中にはたくさんのSTEAM要素が潜んでいます。
「どうしてだろう?」「やってみよう!」という気持ちを大切に、親子で楽しむことがポイントです。
◆ 科学(Science)
水遊びで「沈む・浮く」を試してみる
天気や季節の変化を一緒に観察する
◆ 技術(Technology)
タブレットの知育アプリを親子で楽しむ
カメラで写真を撮り、並べて比較する
◆ 工学(Engineering)
積み木やレゴで「高く積むには?」と工夫させる
工作で「動くもの」を作ってみる
◆ 芸術(Arts)
絵の具やクレヨンで自由に描く
音楽に合わせて踊ってみる
◆ 数学(Mathematics)
お菓子を数える
形あわせパズルで図形感覚を育てる
こんな子にSTEAMはぴったり!
・自分で考えるのが好き
・好奇心が強い
・じっくり遊び込むタイプ
・手を動かして作るのが好き
・新しいことが好き
最初のうちは戸惑う子もいますが、カンタンな遊びから始めれば、どんな子でもワクワクする学びに変わっていきます。
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