子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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どうする!?子どもの手づかみ食べ

どうする!?子どもの手づかみ食べ

離乳食中期から後期にかけて始まるのが、手づかみ食べです。
子どもの手づかみ食べに悩んでいる親御さんもいるでしょうが、実は手づかみ食べは育脳に重要な影響を与えます。

手づかみ食べはOK?NG?

最初は大人がスプーンに乗せて子どもへ食事をさせますが、離乳食中期から後期にかけて、赤ちゃんは自分で手づかみして食べようと手を伸ばしてくるでしょう。
それは、赤ちゃんが成長している証。
食器をひっくり返されたり、つかんだ食べ物を無理やり口に押し込んだりと、目が離せない状況です。口に詰め込み過ぎなどの危険がないか、しっかりとサポートしてあげてください。
手づかみ食べは、食べ物の固さや食べられる量口のどのあたりに入れたら良いのかを学ぶ、大切な機会です。

しかし、赤ちゃんによっては手づかみ食べを嫌がる子もいます。無理に手づかみで食べさせる必要はありません。
赤ちゃんが食べやすいようテーブルとイスの高さを調整したり、手がべたつかないパンなどを与えてみたりすると、少しずつ手づかみ食べを始める子もいます。
手づかみで食べなくても、砂遊びや水遊びで、手の感覚を養ってあげましょう。

手づかみが与える脳への影響

食べ物を見て(視覚)、手でつまんで口に運ぶ(触覚)、口の中でもぐもぐ咀嚼して、味や触感を確かめる(味覚)
食べ物の臭い(嗅覚)を感じて、もぐもぐ食べるときには噛んだ時の音の違い(聴覚)も感じます。手で触ることで、温度の違いも感じます(触覚)
手づかみ食べは子どもの五感をフルに使うため、脳を広範囲で刺激することになるのです。

手づかみ食べを始めるタイミング

口の中でモグモグと咀嚼せずに、食べ物を丸のみしている場合、手づかみ食べはまだ待ってください。
また、離乳食中期の食べ物を口から出してしまう場合も、手づかみ食べはまだ早い状態です。

食べ物をすぐに飲み込まずに口が動いていたり、食べ物に興味を持って手をのばしてきたり、くちどけの良いカボチャなどを噛もうとしたりする場合は、手づかみ食べをはじめても良い合図。
ただし、お座りが安定していない子どもは、食事用のイスに座っていられるようになってから開始してください。
手づかみ食べを始めた子どもに見られるのが遊び食べです。
食事に飽きて遊び食べを始めたら、食事の時間は終了にしましょう。

スプーンを持って食べたがるように

離乳食が終わる頃になると、自分でスプーンを使って食べたがる子どもが増えます。
スプーンを上手に使えるようになるのは、2歳半~3歳半ともいわれており、親にとっては長い戦いです。
大人は、子どもの食べるスピードや、食べ散らかし、完食したかどうかに目が行きがちですが、一番大切なのは「しっかりと噛んでいるか」ということ。
また、少しでも早くスプーンで上手に食べられるようにさせたい、お箸を使えるようにさせたい。と言うのは、親の勝手な願いです。
それよりも、子どもの発達ペースに合わせて、食事を楽しむようにしましょう。

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