子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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情報時代の子どもに育てたい責任ある発信力

誰もが情報を発信できる今、子どもたちには情報を受け取る力だけでなく、責任を持って伝える力も求められています。
(※2025年12月4日の朝日新聞の記事を参考にしています)

■子どもに必要な「情報を扱う力」

東京都NIE推進協議会で小学校部会の活動をリードしている先生の一人が、江東区立東雲小学校の白井史朗教諭です。

白井先生は、総合的な学習の時間にメディアリテラシーを取り入れた授業を実践しています。

「めざせ 情報の達人! ~メディアのひみつ探検隊~」という10時間のプログラムを開発し、子どもたちが情報との向き合い方を考えられる内容にしています。

私たち大人でも、SNSの投稿やニュースの受け止め方に迷うことがあります。

だからこそ、小学生のうちから情報の扱い方を学ぶ機会があるのは、とても大切だと感じます。

■SNS時代に考えたい発信の責任

授業では、プライバシーや不適切な言動に関わる投稿をもとに、SNSの使い方を児童が考えています。

白井先生は、誰もが発信できる時代の子どもたちには「責任あるコミュニケーション力」が必要だと考えています。

この視点は、子育てをする家庭にとっても身近な課題ではないでしょうか。

子どもがスマートフォンやタブレットに触れる機会は増えています。

その中で、ただ禁止するだけではなく、どう使えばよいのかを一緒に考えることが大切なのだと思いました。

■新聞とデジタルを組み合わせた学び

白井先生は、紙の新聞とデジタル版を使い分けたり、組み合わせたりしながら授業を行っています。

動画も積極的に取り入れ、子どもたちが多様なメディアに触れられる工夫をしています。

新聞というと、少し堅い教材のように感じる人もいるかもしれません。

しかし、紙とデジタルを組み合わせれば、今の子どもたちにも自然に届く学びになるのだと感じます。

小学校部会の定例会合でも、白井先生は毎回のように発表し、創意工夫のある実践や情報発信に努めている先生として評価されています。

■NIEの広がりに期待したいこと

白井先生のNIE歴は4年と短いものの、都NIE推進協議会の推薦を受け、10月に日本新聞協会認定のNIEアドバイザーに就きました。

協会認定NIEアドバイザーは45都道府県に327人います。

都NIE推進協議会では、以前は8人でしたが、活性化策の一環として白井先生を含む12人を新たに申請し、10月に認定されました。

これにより東京都は新潟県と同じ20人となり、最も多くなっています。

新聞を使った学びは、社会や国語だけのものではありません。

11月中旬に紹介された埼玉県戸田市立美笹中学校では、全校生徒が朝日新聞のデジタル版をChromebookで読み、オンラインの学習支援システムも使って活動しています。

しかも、新聞活用は定番科目にとどまらないとのことです。

「子どもたちだけでなく教える自分たちの力もつくのがNIE」という白井先生の言葉からは、教育をよりよくしていこうとする前向きな姿勢が伝わってきます。

家庭でも学校でも、子どもが情報に振り回されず、自分で考えて発信できる力を育てることが、これからますます重要になりそうです。

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