子どもが育つ大人も育つ【幼児教育のたね】

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今日からできる ひらめき脳で革命を

チームラボご存知ですか?今最先端を行くデジタルアート集団。アート展はインスタグラムでも毎日のように画像や動画が拡散されていますね。このミュージアムはただ鑑賞するだけではなく「体験する」ことが大事なコンセプトとなっています。

日本の教育は脳のほんの一部を動かす訓練

小学校に入学すると、読み書き計算など机にすわって教科書に向かう勉強方法が主にとられています。「東大の受験問題は、意味のない数字の羅列を記憶するようなものだ」という言葉を聞いたことがありますが、日本の受験を勝ち抜くためには、どれだけ多くのことを知っていていかに早く問題を解く能力を身に着けることが必須です。日本の偏差値教育というものです。

この勉強法は、身体を固定して限定された少ない情報量の中で脳を動かす訓練です。椅子に座って身体を固定するということは、身体を捨てた状態で脳だけを動かしているイメージです。親の判断によっては、もっと小さな幼児期からその方法で訓練することも少なくありません。

人は「体験」で変わる

椅子から立ち上がって周囲を見回してみましょう。
世界は圧倒的な情報量でできています。隣には誰か人がいて歓談しながら笑っている、外は晴れていて小鳥のさえずりが聞こえる、今日は少し蒸し暑いから窓を開けようなど、これは、身体で感じることです。読み書き計算はもちろん大事な能力ですが、身体で感じることではありません。

偏差値教育が今の日本を作り発展させてきたので意味はあるのですが、実際に世の中に出たときに必要とされるのは、社会性、コミュニケーション力などの人間や社会にかかわっていく身体活動なのです。そして、「新しいことをひらめく力」です。ひらめく力は受験に必要な能力とは全く別物で、脳の中で使う場所が違うのです。

幼児期に多くの体験をさせましょう

「百聞は一見にしかず」という言葉通り、好奇心が高い幼児期にいろいろな体験をさせましょう。何も特別なことをさせろというのではありません。

例えば、砂場遊び。砂の感触を感じる、形状を知る、水を加えると色が変わる、固まって形を作ることができる、力を加えると壊れる、という具合です。水を加えて遊んでいるうち着ている服は汚れてしまうかもしれません。汚れたり濡れたりした服を着たままだと気持ち悪いと感じるかもしれません。遊んでいるところに誰かが加わるとまた世界が広がります。何を作っているのか聞かれて答えたり、壊されて怒ったり悲しんだり、喧嘩になったり。共同作業を通して一人だと思いもよらないものが出来上がったりしますよね。初めての発見がたくさんあり、そのすべてが驚きで感動が生まれます。たくさん感動すること、わくわくドキドキすることがひらめきの能力を鍛える脳と同じ部分を刺激してくれるのです。

ひらめき力を鍛えるには

幼い子どもはまだ「固定観念」というものがないので、思いもよらないことをしたり言ったりします。それについて指摘はせず自由に表現させてあげましょう。世の中、正しい、間違っているだけの2択ではありません。人の数だけ考え方があります。それを認めていくことで発想が広がっていきます。

「ひらめき力」は大人になってからでも鍛えられる

ひらめきは日常生活では鍛えられません。その生活に慣れているためで新しい発見が見出しにくいのです。ひらめき脳を鍛えるには「知らない人と話す」こと。「知らない人」は、話したときどんな反応をしてくるのか予想がつきませんよね。予想がつかないので、相手の顔色を見ながら手を変え品を変えて会話を進めるうちに、いろんなことに気付くのです。そんな気付きがひらめき脳をどんどん鍛えてくれるのです。

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